おいしい非常食、保存期間「25年」のシチューも登場

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9月1日は「防災の日」。大正12年の関東大震災にちなんで制定され、国民が災害への備えの重要性を再認識する日だ。平成7年には阪神大震災が、23年は東日本大震災が発生し、今夏は広島県の集中豪雨による土砂災害で大きな被害が出ている。今後も南海トラフ地震などの懸念があり、備えあれば憂いなしだ。万が一に役立ちそうな防災関連グッズに注目してみた。

■おいしい非常食
「年々、品ぞろえがバラエティーに富むようになり、日常生活でも使える商品に関心が集まっている」

防災用品売り場を常設している東急ハンズ心斎橋店(大阪市中央区)。同店販売促進担当の森岩小織さんは、店頭で200~300種類の品ぞろえがある防災関連グッズについて、こう説明する。

無味乾燥なイメージがあった非常食だが、種類が充実している。水やお湯を注いで食べる尾西食品(東京都港区)などのご飯類には、白ご飯やかゆだけでなく、五目ご飯やカレーライスなどが登場。定番のカンパンの代用品では柔らかい缶入りパンに加え、江崎グリコ「ビスコ」やヤマザキナビスコ「リッツ」などが存在感を増し、「おなじみの味が増えてきた」(森岩さん)。

食品の長期保存期間は3~5年が一般的だが、米国製「サバイバルフーズチキンシチュー」(税別2400円)は約25年もつといい、進化が続く。

東急ハンズが5~7月、全国各店舗の売れ筋を集計したところ、水や食料、電池などを詰めた防災グッズセットは1万円前後が人気。
熊本県のゆるキャラ「くまモン」のぬいぐるみ型リュックサックの防災セットもあり、祖父母が孫のために購入するケースが目立つという。

単独商品では、下水道などの被害に備えた簡易トイレや携帯トイレが売れている。価格は500~2千円前後。森岩さんは「行楽シーズンの高速道路の渋滞への備えとしても需要が高い」と話す。

■高機能も売りに
インターネット通販大手の楽天市場。防災関連グッズ週間ランキングによると、1万~2万円前後の非常食などが入ったセットが売れ筋だ。

単品で売り上げ上位の米国製LED(発光ダイオード)懐中電灯は「一般的な懐中電灯の16倍の明るさで、軍事用にも使われている」との紹介文が購買意欲をかきたてる。寝袋やヘルメットなど折りたたんで収容が可能な商品、水を与えると膨らむ土嚢(どのう)など利便性の高いグッズも人気だ。

あべのハルカスにある近鉄百貨店本店(大阪市阿倍野区)は実用的な防災グッズを提案。「いまばりレスキュータオル」(540円)は火災時などで避難する際、口や鼻に当てて使用する清潔な精製水を含んだタオル。水は飲むこともできる。

■いざという時に備え
アウトドア用品メーカー、モンベル(大阪市西区)は阪神大震災をきっかけに「アウトドア商品が防災に役立つ」とし、防災グッズを詰め込んだ持ち出しセットなどを相次いで開発。同社は「暮らしやアウトドアでの遊びを通じ、普段から防災に役立つ経験、知識を積み重ねることを目指したい」と提案する。

防災関連グッズは食品や雑貨、衣料品など多岐にわたっており、国内市場規模は数百億円というデータもある。予期しにくいからこそ備えなければならない災害。消費者ニーズをとらえた関連グッズの需要が高まりそうだ。

25年も持つのか…味とか大丈夫なんだろうか?
考えるやる夫
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