家に2週間帰れず…過重労働すき家、株価も急落
牛丼チェーン「すき家」で長時間労働や賃金不払いが放置されてきた実態が、運営するゼンショーホールディングス(HD)が設置した第三者委員会の調査報告書で明らかになった。
これまでの経営のあり方への批判は強まるばかりだ。外食産業のイメージ低下につながりかねず、他社からも懸念の声が上がっている。
田村厚生労働相は1日、閣議後の記者会見で、「あまりむちゃくちゃなことをやるところ(企業)は、人がなかなか来ないことになる」と述べ、過重な労働の問題点を指摘した。東京株式市場では1日、ゼンショーHD株が売られ、前日終値比2%以上安い1012円まで下落。市場では「拡大路線の転換が避けられない」との見方も広がった。
景気回復を受け、首都圏の外食チェーンでは、時給1000円以上を掲げてもなかなか人材が確保できない。ある外食チェーンの幹部は「外食業界に過重労働のイメージが広がれば、人手確保がさらに厳しくなってしまう」と懸念した。
ゼンショーHDの第三者委の調査では、今年3月にすき家の非管理職の平均残業時間が109時間に上ったことが判明。店舗社員の経験者のほとんどが24時間勤務を経験した。1人勤務体制も横行していた。
さらに、社員やアルバイトへのアンケート調査などから、恒常的に月500時間以上働いていたり、家に2週間帰れていなかったりした事例もわかった。
真っ黒くろすけ~♪
これまでの経営のあり方への批判は強まるばかりだ。外食産業のイメージ低下につながりかねず、他社からも懸念の声が上がっている。
田村厚生労働相は1日、閣議後の記者会見で、「あまりむちゃくちゃなことをやるところ(企業)は、人がなかなか来ないことになる」と述べ、過重な労働の問題点を指摘した。東京株式市場では1日、ゼンショーHD株が売られ、前日終値比2%以上安い1012円まで下落。市場では「拡大路線の転換が避けられない」との見方も広がった。
景気回復を受け、首都圏の外食チェーンでは、時給1000円以上を掲げてもなかなか人材が確保できない。ある外食チェーンの幹部は「外食業界に過重労働のイメージが広がれば、人手確保がさらに厳しくなってしまう」と懸念した。
ゼンショーHDの第三者委の調査では、今年3月にすき家の非管理職の平均残業時間が109時間に上ったことが判明。店舗社員の経験者のほとんどが24時間勤務を経験した。1人勤務体制も横行していた。
さらに、社員やアルバイトへのアンケート調査などから、恒常的に月500時間以上働いていたり、家に2週間帰れていなかったりした事例もわかった。
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