『艦これ』大日本帝国海軍モデルの艦娘とはしゃぐ中国の若者「元ネタが旧日本軍関連でも)全然気にしていません。いいものは、いい」
「艦これ」の娘たちとはしゃぐ中国の若者
「こ、これは……『艦これ』ですか?」
「えっ? あ、はい! そうです。あの、すみません。あなたは日本人…ですか?」
「ええ、そうですけれど…。これは自分で描いたものですか?」
「はい。自分で描きました。感激です…日本人…。恥ずかしいですが、よかったらこれ(イラスト集とクリアファイルを差し出して)、記念に持って帰ってください!」
(略)
中国には日本のアニメを見て日本好きになった若者が大勢いるが、本当に「艦これ」まで流行っているとは…なんとも衝撃的だった。
「艦これ(艦隊これくしょん)」とは、旧日本帝国海軍の艦船を「萌えキャラクター(簡単に言うと、アニメ絵の美少女)」に擬人化したゲームだ。美少女たちは「艦娘(かんむす)」と呼ばれ、彼女たちをゲームの中での海戦を通して育てていくというのが、おおまかな内容。敵役は連合国ではなく「深海棲艦(しんかいせいかん)」と呼ばれるモンスターたちだ。
Y氏は「いま日本の同人では大人気なんです。で、萌えキャラはすべてIJN…ああ、Imperial Japanese Navy(大日本帝国海軍)の艦船のスペックや歴史が題材になっている。元ネタが元ネタでしょう? 果たして、中国の人はこういうものを許容するのでしょうか?」と聞いてきたのだが、私には何のことやらさっぱり。「う~ん、どうなんでしょうね(笑)」とお茶を濁してその場は終わった。
「日本語」「日本人」に会場から熱い視線
そもそも私はこういう場に来たのは生まれて初めてだ。では、なぜ来ようと思ったのか。日中関係がここまで悪化する中で、ほとんど唯一といっていいほど無防備に「日本大好き」と公言してくれている中国人は、日本のアニメやゲーム、アイドルファンなどのオタクの若者たちだ。彼らの生の声をもっと聞いてみたい。
そうした思いから、場違いなところに来てしまったのだ。
会場ではあちこちにコスプレをする人が立っていて、それをアマチュアカメラマンらが熱心に撮影していた。私と一緒に行った日本人の後輩が日本語をしゃべっていると、みんなから熱い視線を浴びせられる。この空間では日本人は「憧れ」の対象だ。
そんな彼らは、冒頭のエピソードの通り、「艦これ」も十二分に許容していた。それどころか、イラストも描き、グッズも作り、仲間と「この艦娘のここのラインがかわいいよね~」などとマニアックな会話までしていた(申し訳ないことに、私にはどっちの言語でも単語レベルで意味不明だったが)。
このあと、上海で日本のゲーム・アニメ好きの若者3人に集まってもらったときにも、この話題を振ってみた。すると、「自分もやっていますよ。『艦これ』が好きな友だちもいます」という答えが平然と返ってきた。
(略)
「ええと、でも、あれは旧日本海軍の艦船が題材だけど、その点については…その…」
と私が口ごもっていると、会社員の朱さん(仮名、26歳)がきっぱりとこういった。
「歴史は歴史です」
彼はこう続けた。
「もちろん、私たちは日中の歴史を学んでいます。でも、幼い頃から日本のアニメを見て育ってきて、ずっと日本人や日本の生活、日本にあるものについて憧れの気持ちを抱いてきました。だから(元ネタが旧日本軍関連でも)全然気にしていません。いいものは、いい。
アニメやゲームに限らず、中国にはまったく存在しないものにすごく憧れますね。ここ数日も微博(中国版ツイッター)で日本の『ウサギ島』が急上昇ワードになっていたんですけど、こういうところにいつか行ってみたいな~って思って、僕ちょうど昨日、ネットで調べていたんですよ」
(略)
全文
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20140325/261694/?P=1
ふぅむ…半日やっても本当は日本大好きってのはよく聞くがな…こういう人たちばっかだったらなぁ
もう少し時間が進めばな…あるいは
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