音響監督が教える 声優オーディション合格方法とは…
声優オーディション合格方法!?
今回は、私の仕事、音響監督について語りたいと思います。音響監督ってあまり前面に
出ることがないので謎が多い仕事だと思います。
最初の紹介でも書いた通り、音響監督という仕事はアニメーションのアテレコ現場を仕切り
声優さんたちにいろいろ指示(ディレクション)するのが仕事なのですが、
それ以外にも音響監督の仕事はあります。
キャスティング・音楽発注・選曲・ダビング等など。
その中で今日はキャスティングに関して話したいと思います。
現場にはキャスティング権を持っている人が何人かいます。キャスティング権とはその番組に
起用する声優さんを決める時に意見が言える立場の人のことです。
普通は監督・原作者・プロデューサー・スポンサー・音響制作(キャスティング制作)・音響監督って感じでしょうか?
「俺の仕事はキャスティング8割、他2割」と言い切る音響監督もいるぐらい我々にとって
キャスティングは重要な仕事だったりします。
声優を決める際の方法としては、二種類あります。「決め打ち」と「オーディション」です。
「決め打ち」というのは、原作者やプロデューサーやスポンサーから、「主役は○○さんで!」
というように、売れていたり人気のある声優さんを名指しで指定される場合を言います。
主役やメインは「決め打ち」で他を「オーディション」でという形をとる作品も多いです。
逆に主役やメインをオーディションして、脇役は音響制作(キャスティング制作)と
音響監督にお任せという番組もあります。
では、声優のオーディションとはどのように行われているのでしょうか?
作品の規模やキャスト人数によっても違いますが、私が関わった作品のオーディションの
多くがベルトコンベアー状態のオーディションが多いです。
朝から晩まで永遠と入れ替わり立ち替わりで声優さんがやってきて、一人ずつ、順番に
オーディションをするってやつです。
まずはリハーサルとして「名前→プロダクション名→台詞(受けるキャラの抜粋台詞)」を
マイク前でやってもらい、ダメ出し(こうして、ああして指示)をして、本番としてもう一度
マイク前で演じてもらいそれを録音。それに関してのダメ出し&リテーク録りをして一人終了です。
これを一人10分くらい。一役につき20名~50名くらいオーディションに呼ぶので、
オーディションをする役が5役あったら×5なので、オーディションで100人~250人の声を聞いたりします。
それだけの人をオーディションするにはざっと計算すると16時間~41時間。
オーディションが2~3日にわたることも多々あります。
正直、それだけ同じ役の台詞を何時間もずっと聞いていると何が良くて何が悪いのか
わからなくなる時があります。
「声優さんは役をゲットするために一生懸命なのだからちゃんと判断しなくては!」と
思っていてもあまりもの脳と耳への負担に朦朧として来てしまうこともあります。
そこで、声優さんでこのコラムを読んでいる人もいると思うので、助言!!
私、オーディションをする度に思うんです。オーディションは絶対最初が有利!
だって、審査する側のスタッフたちが元気いい時の方が心象良くなって、疲れてくると
心象良くならないんだもの! でも、実力のある人は後半の方がいいと思います。
疲れている時にうまい芝居を聞くと、お!となり、周りが心象良くない分、強烈にいい印象が残るからです。
オーディション格言「並の役者は前半で、自信ある奴は後半を狙え」
そう言いながら、声優さん自身がオーディションの時間を選べることはあんまりないんですけどね~~~!
なるほどなぁ…
つまり枕と
全然ちげーよ
今回は、私の仕事、音響監督について語りたいと思います。音響監督ってあまり前面に
出ることがないので謎が多い仕事だと思います。
最初の紹介でも書いた通り、音響監督という仕事はアニメーションのアテレコ現場を仕切り
声優さんたちにいろいろ指示(ディレクション)するのが仕事なのですが、
それ以外にも音響監督の仕事はあります。
キャスティング・音楽発注・選曲・ダビング等など。
その中で今日はキャスティングに関して話したいと思います。
現場にはキャスティング権を持っている人が何人かいます。キャスティング権とはその番組に
起用する声優さんを決める時に意見が言える立場の人のことです。
普通は監督・原作者・プロデューサー・スポンサー・音響制作(キャスティング制作)・音響監督って感じでしょうか?
「俺の仕事はキャスティング8割、他2割」と言い切る音響監督もいるぐらい我々にとって
キャスティングは重要な仕事だったりします。
声優を決める際の方法としては、二種類あります。「決め打ち」と「オーディション」です。
「決め打ち」というのは、原作者やプロデューサーやスポンサーから、「主役は○○さんで!」
というように、売れていたり人気のある声優さんを名指しで指定される場合を言います。
主役やメインは「決め打ち」で他を「オーディション」でという形をとる作品も多いです。
逆に主役やメインをオーディションして、脇役は音響制作(キャスティング制作)と
音響監督にお任せという番組もあります。
では、声優のオーディションとはどのように行われているのでしょうか?
作品の規模やキャスト人数によっても違いますが、私が関わった作品のオーディションの
多くがベルトコンベアー状態のオーディションが多いです。
朝から晩まで永遠と入れ替わり立ち替わりで声優さんがやってきて、一人ずつ、順番に
オーディションをするってやつです。
まずはリハーサルとして「名前→プロダクション名→台詞(受けるキャラの抜粋台詞)」を
マイク前でやってもらい、ダメ出し(こうして、ああして指示)をして、本番としてもう一度
マイク前で演じてもらいそれを録音。それに関してのダメ出し&リテーク録りをして一人終了です。
これを一人10分くらい。一役につき20名~50名くらいオーディションに呼ぶので、
オーディションをする役が5役あったら×5なので、オーディションで100人~250人の声を聞いたりします。
それだけの人をオーディションするにはざっと計算すると16時間~41時間。
オーディションが2~3日にわたることも多々あります。
正直、それだけ同じ役の台詞を何時間もずっと聞いていると何が良くて何が悪いのか
わからなくなる時があります。
「声優さんは役をゲットするために一生懸命なのだからちゃんと判断しなくては!」と
思っていてもあまりもの脳と耳への負担に朦朧として来てしまうこともあります。
そこで、声優さんでこのコラムを読んでいる人もいると思うので、助言!!
私、オーディションをする度に思うんです。オーディションは絶対最初が有利!
だって、審査する側のスタッフたちが元気いい時の方が心象良くなって、疲れてくると
心象良くならないんだもの! でも、実力のある人は後半の方がいいと思います。
疲れている時にうまい芝居を聞くと、お!となり、周りが心象良くない分、強烈にいい印象が残るからです。
オーディション格言「並の役者は前半で、自信ある奴は後半を狙え」
そう言いながら、声優さん自身がオーディションの時間を選べることはあんまりないんですけどね~~~!
なるほどなぁ…
つまり枕と
全然ちげーよ