声優さん、仕事もらうために必死! 現場で一番偉いのは”原作者!!”

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今回は、アニメのアテレコ現場にいる人たちの話をしたいと思います。どんな人たちがいるかと言うと、もちろん「声優さん」たち。この方たちがいないと音が生まれません。
役者・キャストと呼ばれる人たちですね。

 そして、キャスト以外は総称してスタッフと呼ばれますが、このスタッフ側が多種多様。
ザッと挙げると、「原作者」「出版社」「広告代理店」「スポンサー」「プロデューサー」「監督」
「演出」「シナリオライター」「制作」「音響制作」「ミキサー」「音響監督」。
これだけのスタッフがアテレコ現場に集結します。

 それも声優たちがアテレコしているスタジオブースとガラスを挟んだ隣のミキサー室に
ひしめき合って声優たちを見つめています。声優にとっては相当のプレッシャーでしょうね。

今回はそんなスタッフサイドの話をしていこうと思うのですが、まずは「原作者」から。
「原作者」というのは言わずも知れたその作品のマンガ家や小説家の事です。そう丸Cを持っている方です。(丸Cとは業界用語で著作権の事です。キャラクターとかグッズとかについている丸Cマークの後に名前が書いてあるのを見たことありませんか?あれの事です)

この方の鶴の一声で現場がひっくり返ることもあるので私たちスタッフが一番気を使う方です
と言っても、原作の先生方は原稿に追われてお忙しいので毎週のアテレコにいらっしゃったり
することは稀です。一回も来ないか、一話二話いらっしゃって「あとは現場に任せます」と
来なくなることがほとんどです。が、たまにアテレコに毎回来る原作者もいらっしゃいます。

 女性の原作者の方が多いのですが、意外と声優好きな原作者も多いんですよね!
そう言った場合、ミキサー室で声優のお芝居を聞いてキャーキャー騒いでいたりします。
「先生、本番中なのでもう少し静かにお願いします」「すみません…」と言う会話をよく交わします。
何にせよ、その作品を生み出した大本なのが原作者なので、先生の意見はほぼ反映されます。

 「アニメはアニメ。マンガはマンガ。好きにやってください」という原作者と、
「台詞もキャラも一字一句変えるな」という原作者がいます。

 後者の場合、キャスティングにも大きな影響力が出て来ます。
「オーディションで決まっていた声優が、原作者NGで違う人になった」とか、
「オーディションとかなく原作者の先生のイメージで決め打ち(この人でという指定)された」
とかよくあります。


なので意外と声優さんは原作者さんと仲良しな事が多いです。先生と仲良くなって出番を増やしてもらおうとか、先生の次の作品でも呼んでもらおうとか。

私の知っている声優で、アニメ化が決まったらその原作者にファンレターを送って
「昔から先生の作品のファンです」
「声優をやっています。どうしても先生の作品に出たいんです」
とアプローチする人がいます。

 声優さんもお仕事もらうためには必死なんですね~。
ま、本当にファンなのかもしれないので何とも言えませんが…それぐらい原作の先生は
アニメの現場では偉いって話でした!

うらやましい…きっと枕もあるに違いない
やる夫つっこみ
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