ねこ屋『ZETMAN』桂正和「アニメのラストはかなり酷い。もしかしたら原作の方がまだましかも」

『ZETMAN』桂正和「アニメのラストはかなり酷い。もしかしたら原作の方がまだましかも」

ラストはかなり酷い！？

週刊ヤングジャンプで連載中の人気漫画「ZETMAN」がついにアニメ放送としてスタートする。3／28発売号「TV Bros.」（東京ニュース通信社刊）では、
原作者・桂正和へのスペシャルインタビューを大特集。ダークでビターな展開のヒーローアクション「ZETMAN」誕生秘話、さらにはアニメ化についての感想までたっぷり掲載している。

連載10年目を迎える漫画「ZETMAN」は、両親のいない少年・神崎人（ジン）と、大企業の御曹司・天城高雅（コウガ）を軸に物語が進んでいくダークなヒーローアクション。
正義にツバを吐くヒーロー＝人と、正義に憧れるヒーロー＝高雅。同じヒーローでもカラーが違うが、桂としてはことさらに“ヒーロー”を意識して書いたわけではなかったそうだ。

「よく『ヒーローとは？』って質問をされるんですが、答えが本当に難しいんですよね。でも正義とは常に多面的だと思っています。
ひとつのことで意見が対立したとして、両方正しいと同時に両方悪いことだってある。だから僕の漫画では、『こいつらが正しいよ』という書き方はしてないです」。

とにかく一筋縄ではいかないストーリー展開を見せる「ZETMAN」だが、
TVアニメ化にあたっては迫力満点の映像が既に話題となっている。アニメ化されることについて作者本人の率直な印象を聞いてみた。

「とてもありがたいですね。実はアニメ化のずいぶん前に映画化の話もあったんですが、映画だと大抵2時間半だから、それじゃとても描ききれないから別物の話になるだろうなと考えていたんです。
その頃から別物の意識はあったので、アニメも原作が描いていることを外さなければ、アレンジした方がいいなと思っていました」。

原作よりもエンターテインメント性が高くなっているはず、と言う桂。
原作はまだ連載中だが、桂から

「アニメのラストはかなり酷い。もしかしたら原作の方がまだましかも…」

という気になる一言も。アニメ版「ZETMAN」、ファンならずとも非常に楽しみだ。

トラウマエンドはいやぁ(；´∀｀)