PSVita『俺の屍を越えてゆけ2』プレイ画面公開!
2013年9月10日,ゲームデザイナーの桝田省治氏が手掛けるPS Vita用タイトル「俺の屍を越えてゆけ2」(以下,俺屍2)が,ついに正式発表となった。2011年に制作が発表されて以降,ほとんど音沙汰のなかった本作だが,9月19日より開催される東京ゲームショウ 2013(以下,TGS)のソニー・コンピュータエンタテインメントブースでは,試遊台が出展されるという。
4Gamerでは,それに先駈けてTGSに出展される試遊バージョンをプレイし,ゲームデザイナーである桝田氏へインタビューを行う機会を得たので,さっそくお伝えしたい。
今回の試遊バージョンでは,主人公となる当主の作成と,3つの迷宮への出撃,そして子孫を残す“交神の儀”などが可能となっていた。TGSではこれらを約15分の制限時間中,自由にプレイできるとのことだ。
ゲームをスタートして,まずは主人公となる初代当主を作成することになるのだが,ここで面白いのが,PS Vitaのカメラを使った顔認識機能を利用できるということ。ここで取り込んだ自分の顔の写真を元に,当主の顔が作成される仕組みで,実にPS Vitaらしい新要素だ。自分に似せた当主を作りたいという人には嬉しい機能と言えるだろう。
製品版では,ここで作成された顔をベースに色やパーツを変えて修正したり,カメラを使用せずに一から自分で作ったりもできるとのことで,自分の顔を見たくはないという人も安心だ。
そんなプレイを踏まえて,ここからは桝田省治氏へのインタビューをお伝えしたい。
数々の要望を取り入れて作られた“2”
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。
本作のタイトルは,結局「俺の屍を越えてゆけ2」に決定したんですね。長いこと「俺の屍を越えてゆけ続編(仮)」とされていたので,タイトルが“2”というシンプルな形になったのは少し意外でした。
桝田省治氏(以下,桝田氏):
今って,移植にあたってサブタイトルを付けるパターンが多いから,タイトルを見ても新作なのか移植なのかがよく分からなくなってるでしょ。だから,新作にサブタイトルを付けると,移植に見えてプレイヤーが混乱すると思って“2”にしたんだよね。
そもそも,どんなタイトルにしたところで,みんな「俺屍2」って呼ぶでしょ(笑)。
4Gamer:
確かに(笑)。
今回はTGS試遊バージョンをプレイし,公式サイトで公開された「特報!アニメトレーラー」も確認させていただきましたが,寿命が2年だったり,神様と交神の儀を行ったりと,基本的な要素は前作を踏襲しているんですね。
桝田氏:
一緒だね。そこは設定と言うより,ゲームシステムから来ている要素だから,変えるつもりはないよ。
<中略>
4Gamer:
3Dにしてほしいみたいな声があったんですか?
桝田氏:
いや,「顔を遺伝させたい」って要望が多かったんだよ。
4Gamer:
なるほど。親に似た子供が生まれてくれると嬉しいかもしれません。
桝田氏:
でも,2Dでこれを実現しようとすると,福笑いにしか見えないんだよね。そこで,一族を3Dにして,だったら交神相手も3Dにしないとおかしいし,どうせならマップや戦闘も3Dにしたほうがいいよねって,話が全体に波及してさ。別に3Dにしたかったわけじゃないんだけど,結果としてほぼ3Dになっちゃった。
俺屍は,日本画や絵巻物のような平面を意識した絵が多かったから,3Dだと大変な部分も多いんだけど(笑)。
4Gamer:
桝田さんは,そういったプレイヤーの要望の多くを取り入れるということを,TGSでリメイク版を発表した頃からお話されていました。今回もそこは多く反映されているというわけですね。
桝田氏:
うん。リメイクを出してからの反応は,アンケートやTwitter,mixi,あとは2ちゃんねるなどを中心に幅広く拾ってる。紙に打ち出すとこのぐらいになる(親指と人差し指を4cmぐらい開いて)。同じ要望が3人から出ていたら,とりあえず検討事項に入れてチェックするって方針で取り入れているよ。
2ちゃん見てるのねw 批判もあるだろうから参考になるんだろうなぁ
4Gamerでは,それに先駈けてTGSに出展される試遊バージョンをプレイし,ゲームデザイナーである桝田氏へインタビューを行う機会を得たので,さっそくお伝えしたい。
今回の試遊バージョンでは,主人公となる当主の作成と,3つの迷宮への出撃,そして子孫を残す“交神の儀”などが可能となっていた。TGSではこれらを約15分の制限時間中,自由にプレイできるとのことだ。
ゲームをスタートして,まずは主人公となる初代当主を作成することになるのだが,ここで面白いのが,PS Vitaのカメラを使った顔認識機能を利用できるということ。ここで取り込んだ自分の顔の写真を元に,当主の顔が作成される仕組みで,実にPS Vitaらしい新要素だ。自分に似せた当主を作りたいという人には嬉しい機能と言えるだろう。
製品版では,ここで作成された顔をベースに色やパーツを変えて修正したり,カメラを使用せずに一から自分で作ったりもできるとのことで,自分の顔を見たくはないという人も安心だ。
そんなプレイを踏まえて,ここからは桝田省治氏へのインタビューをお伝えしたい。
数々の要望を取り入れて作られた“2”
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。
本作のタイトルは,結局「俺の屍を越えてゆけ2」に決定したんですね。長いこと「俺の屍を越えてゆけ続編(仮)」とされていたので,タイトルが“2”というシンプルな形になったのは少し意外でした。
桝田省治氏(以下,桝田氏):
今って,移植にあたってサブタイトルを付けるパターンが多いから,タイトルを見ても新作なのか移植なのかがよく分からなくなってるでしょ。だから,新作にサブタイトルを付けると,移植に見えてプレイヤーが混乱すると思って“2”にしたんだよね。
そもそも,どんなタイトルにしたところで,みんな「俺屍2」って呼ぶでしょ(笑)。
4Gamer:
確かに(笑)。
今回はTGS試遊バージョンをプレイし,公式サイトで公開された「特報!アニメトレーラー」も確認させていただきましたが,寿命が2年だったり,神様と交神の儀を行ったりと,基本的な要素は前作を踏襲しているんですね。
桝田氏:
一緒だね。そこは設定と言うより,ゲームシステムから来ている要素だから,変えるつもりはないよ。
<中略>
4Gamer:
3Dにしてほしいみたいな声があったんですか?
桝田氏:
いや,「顔を遺伝させたい」って要望が多かったんだよ。
4Gamer:
なるほど。親に似た子供が生まれてくれると嬉しいかもしれません。
桝田氏:
でも,2Dでこれを実現しようとすると,福笑いにしか見えないんだよね。そこで,一族を3Dにして,だったら交神相手も3Dにしないとおかしいし,どうせならマップや戦闘も3Dにしたほうがいいよねって,話が全体に波及してさ。別に3Dにしたかったわけじゃないんだけど,結果としてほぼ3Dになっちゃった。
俺屍は,日本画や絵巻物のような平面を意識した絵が多かったから,3Dだと大変な部分も多いんだけど(笑)。
4Gamer:
桝田さんは,そういったプレイヤーの要望の多くを取り入れるということを,TGSでリメイク版を発表した頃からお話されていました。今回もそこは多く反映されているというわけですね。
桝田氏:
うん。リメイクを出してからの反応は,アンケートやTwitter,mixi,あとは2ちゃんねるなどを中心に幅広く拾ってる。紙に打ち出すとこのぐらいになる(親指と人差し指を4cmぐらい開いて)。同じ要望が3人から出ていたら,とりあえず検討事項に入れてチェックするって方針で取り入れているよ。
2ちゃん見てるのねw 批判もあるだろうから参考になるんだろうなぁ