声優のスキルについてどう考えているのか「声優さんの女の子の声なんかみんな “わたし、かわいいでしょ” みたいな声を出す。あれがたまらんのですよ」

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『となりのトトロ』のおとうさんの声も、プロの声優ではない。
糸井重里。コピーライター、「ほぼ日刊イトイ新聞」の人だ。
これまた、ちょい役ではない。重要な役どころだ。
『ジブリの教科書3 となりのトトロ』には、「どうして糸井重里がとうさん役に抜擢されたのか」が詳しく描かれている。

<中略>

宮崎監督は、糸井重里との対談で、こう語っている
「声優さんの声をいろいろ聞いてみたんですけど、みんな、あったかくてね、子どものことを全面的に理解している父親になりすぎちゃうんですよ」
それで、「これはどこか別のところから人を連れてこなくちゃいけないって話になりましてね。糸井さんがいいっていったのは、ぼくです」
声についてこういうことも言っている。
「映画は実際時間のないところで作りますから、声優さんの器用さに頼ってるんです。でもやっぱり、どっかで欲求不満になるときがある。存在感のなさみたいなところにね。特に女の子の声なんかみんな、「わたし、かわいいでしょ」みたいな声を出すでしょ。あれがたまらんのですよ。なんとかしたいといつも思っている」
これに対して、糸井重里は「逆にぼくらはアニメっていうのはああじゃないといけないのかなっていうふうに思ってたんですよね。芝居もそうだけど、過剰ではないと伝わらないわけでしょ」
おそらく、ここで二人が指し示しているのが「声優のスキル」に関わる部分だ。

実際に、父親役の糸井重里の声は、おとうさんっぽくない。教科書的なおとうさんとしては失格っていう感じすらする。ちょっと不安定で、世慣れていない。
「となりのトトロ」演出覚書の父の項には、こう書いてある(『出発点』P405)。
“実生活のバランス感覚に欠けている部分があって、その負担を娘達におしつけているのだが、今はそれに気づかず、仕事に没頭している。”
声優的な巧さよりも、声優ではない不安定さが必要だったのだ。




ふぅ~ん 主観は人それぞれだからいいけど、だからって棒使うのはどうかなぁ
やる夫会話
どーせ話題作りもあるんだろうね


どうでもいいけど、最近のジブリ映画くそつま…
やる夫刺される
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