朝日新聞『萌えキャラ、アニメ 安保や戦争、どうとらえるか 萌える安全保障』という記事が!  「時代が変われば、ガルパンだって、若者たちを戦場に駆り出すための国策映画になりかねない」

AS20160217001218_comm.jpg
 

名前:名無しさん投稿日:2015年02月27日

 


CcLnpg7UsAMTTGB.jpg


昨年9月、国会で成立した安保法制が来月末、施行される。戦後日本の安全保障政策の転換点となる2016年。

日本人は、戦争をどうとらえているのか。これからどうなるのか。

 

 

■上坂すみれさん(声優・歌手) ゆる~い地盤に乗る平和


旧ソ連が崩壊した年に生まれたからというわけではないんですが、私、旧ソ連が大好きなんです。

共産国家は、絶対に実現しない幻みたいなもの。

非現実への憧れというか、もしも、ああだったら、と勝手に想像する面白さっていうか。

この20年、私の中で共産主義は共産趣味になったんだと思います。


世界では紛争が絶えないけど、日本で戦争というと70年以上も前のことで、

想像の対象というか、全く違う時空間で起きた出来事のように感じます。


そんな日本が生んだのが、私も出演している「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)といったミリタリーもののアニメです。

ガルパンは華道、茶道と並ぶ女子のたしなみ「戦車道」の部活にいそしむ女子高生の物語です。

戦車に乗って他校と戦うスポ根アニメで、旧ソ連のT34、ドイツのティーガーといった実在した戦車で実弾を撃ち合う設定です。


臨場感あふれる戦闘シーンはリアルだけど、女の子たちは誰も死なない。

ケガもしない。娯楽として普通に楽しめちゃう。

血の流れない戦闘というファンタジー。戦争しない自衛隊とどこか重なって見えます


兵器や戦争をファンタジーとして描くことに反発する人もいるかもしれません。

でも、共産趣味の私が共産主義者じゃないように、ミリタリー好きが戦争好きってわけじゃない。

オタクの人たちって研究熱心だから、アニメをきっかけに兵器の性能だけじゃなく

歴史や戦争の真実を詳しく知るようになることだってあると思います。


戦争を描いた漫画の名作に「はだしのゲン」があります。私も小学校時代、授業で読みました。

でも、友だちは怖がって読もうとしなかった。

戦争はイヤ、戦車をみただけで殺人兵器だと目を背けて考えない。

リアルだと、かえって思考停止しちゃう場合もあるのかもしれませんね。


以前、ネットサーフィンしているうちに行き着いて、旧ソ連やナチス・ドイツのプロパガンダについて調べていたことがあるんです。

そこで、芸術が圧力を受けて政治に利用された爪痕をたくさん知りました。


時代が変われば、ガルパンだって、若者たちを戦場に駆り出すための国策映画になりかねない。

アニメはとくにメッセージを浸透させやすいですからね。


兵器すら萌え化する、自由で創造的な表現が許される今のアニメ文化は平和の象徴だと思います。

ただし、権力が本気で統制をかけようとすれば、すぐに統制されてしまうでしょう。

今ある平和はゆる~い地盤の上に乗っている。そのことは覚えておかなければと思っています。


 

 

■マット・アルトさん(翻訳家・ライター) 戦争がファンタジーの国


相模湾沖での海上自衛隊の観艦式を昨年10月に見学した時

一番驚いたのは、あちこちで「萌えキャラ」やオタクの若者が目についたことでした。

僕自身、「マジンガーZ」や「ガンダム」で日本のアニメ・漫画の魅力にとりつかれたマニアの一人ですが。


ミサイル護衛艦「あたご」では船室出入り口に、かわいい手描きの、ミニスカートの女の子のイラストがあった。

海自の最大護衛艦「いずも」の甲板には「艦隊これくしょん」(艦これ)の美少女フィギュアを手にしたり

コスプレで着飾ったりした若者が大勢集まっていました。


「艦これ」は、旧日本海軍の空母や駆逐艦、巡洋艦などを美少女に見立てた艦娘(かんむす)を育てながら「無敵の連合艦隊」をめざすシミュレーションゲームで、漫画、アニメでも人気です。

人気艦娘の一人は長い黒髪の「空母赤城」。実際の赤城は第2次大戦のミッドウェー海戦で沈没し、少なくない戦死者が出ています。


かわいい女の子と兵器を結びつければ受け入れられるかなというクリエーターの思いつきがヒットにつながりましたが、

アメリカなら、真珠湾で撃沈された戦艦アリゾナをゲームに使うなんて、とても許されないでしょう。ましてや少女への擬人化なんて!


アメリカでは「かわいい」と「幼稚」はほぼ同義語。

ですから、自衛艦での少女のイラストや「艦これ」人気に接したアメリカ人が、

「かわいい絵によって、幼 児段階で『軍事化』の刷り込みが進んでいるのかも」と考えても、不思議じゃありません。


自衛官募集ポスターに「萌えキャラ」が使われている例もあります。

こんな風に、自衛隊も、過去の戦争も、かわいいキャラクターと結びつけられるのは、

戦後ずっと、日本人が身近に戦争を体験しなかったことが大きい。

だから戦争と少女とを絡ませたファンタジーの世界をつくりあげることができる。

戦争はファンタジーなのが現代日本なのです。


ベトナムに始まって、中東やアフガンで戦争を続けてきたアメリカでは、残念ながら戦争は身近な現実です。

だから戦争映画もシリアスだし、いま、若者に人気のゲームも銃を持って走り回って敵を倒すリアルな戦争体験ゲームです。

その敵もイスラム教徒が多い。テロや自国の戦争を目にする若者にとっては、それが自然です。


自衛隊の海外での活動範囲がこの先広がって、もし不幸なことに、自衛隊員の犠牲者が出たとしたら――。


「艦これ」人気が今と同じように続くとは思いません。

護衛艦「あたご」で僕が見た女の子のイラストなど、自衛艦で見ることはできなくなるでしょうね。

戦争や紛争がファンタジーではなくなるのですから。

 

 

■伊藤俊幸さん(元海上幕僚監部広報室長) 自衛隊が身近、和らぐ抵抗


私は、宇宙戦艦ヤマトを見て育った世代です。防衛大を出た1980年代はじめは、自衛隊についてあれこれ語る人は、

変な人だと思われるような時代でした。海上自衛官と名乗らず「国家公務員です」って言ってました。


自衛隊は、湾岸戦争後の91年に初めて海外へ出て、ペルシャ湾で機雷掃海の任務に就きました。

01年からはインド洋で給油支援を始めて、その帰りに、インドネシア・アチェの大津波の救援に行くこともありました。

訓練だけでなくて、実際の任務につくようになり、それが報道されるようになりました。


防衛駐在官としてワシントンにいた01年ごろ、ペンタゴン(国防総省)に行くと、1階が全部広報フロアで、

米軍が協力した映画のポスターがたくさん貼ってあって、自衛隊には縁のない世界だと思っていました。


帰国後、広報室長になりました。

海上保安庁を舞台にした漫画がはやっていましたが海保と海自の区別もつかない人がまだまだ多かった。

海自をもっと知ってもらう必要があると思って手がけたのは、東京・渋谷の街頭ビジョンでのCMです。

自衛官が護衛艦の甲板で手旗を振りながら踊る、型破りなCMです。


スポーツ新聞にCMの話をしたら掲載してくれ、各局のワイドショー、ニュース番組でも取り上げられました。

自衛隊に批判的な番組では「何を言いたいのか。税金の無駄だ」と怒られました。

「イメージ戦略という新しい取り組みだ」と評価してくれたキャスターもいました。

海自の中も含めて賛否両論ありましたが、映画やテレビドラマの撮影協力につながりました。


3・11の後、自衛隊は国民にとても身近な存在になり、世の中のミリタリーへの抵抗感が、少なくなってきていると感じます。

作り手側にとっても、素材として使いやすくなってきたのでしょう。

今、人気の「艦これ」や「ガルパン」は、自衛隊からお願いした企画ではありません。

外側でなんか勝手に盛り上がってるなと感じます。


各地の地方協力本部で、自衛官募集に萌えキャラを使っています。これはまず、若者に目に留めてもらいたいからでしょう。

ただ、私が部隊で知る限り、それが好きで入ってくる隊員はいないし、いたとしても長続きはしないでしょう。


ゲームの世界では、殺したり殺されたり生き返ったりします。

もし、自衛隊が実戦を経験したら、作れなくなると思う。

ゲームの中だけならいいですが、SNSなどでゲームやアニメの感覚で戦争をとらえ、ファンたちが騒ぎ出すとどうなるかも心配です。

こういう作品を作る人にこそ、きちっと軍事や安全保障を勉強して欲しいと思います。


http://digital.asahi.com/articles/ASJ2T42L0J2TUPQJ001.html



 

 

名前:名無しさん投稿日:2015年02月27日

 

はだしのゲンはフィクションだからね。

 

 

名前:名無しさん投稿日:2015年02月27日

 

長い…20文字以内にまとめろ!

 

 

名前:名無しさん投稿日:2015年02月27日

 

 自衛官募集しても、一部以外は2年で除隊。予備自衛官として、

 自分で仕事をしなければならないんだぞ。その上、年何日か訓練が

 あって、あの募集は詐欺だよ。

 

 

名前:名無しさん投稿日:2015年02月27日

 

つまりどういうことだってばよ

 

 

名前:名無しさん投稿日:2015年02月27日

 

要約すると「アニメやゲームで兵器を登場させるのは軍国主義だから規制せよ」

というのが朝日の主張か……

奴らがいつも守れ守れ言ってる表現の自由はどこ行ったんだろうね?


 

 

名前:名無しさん投稿日:2015年02月27日

 

平和とはただ待っているだけで得られるものではない

平和とは戦争と戦争の間にある準備期間のことである

戦うことを放棄した人間に待っているのは平和ではない、滅亡である

 

 

名前:名無しさん投稿日:2015年02月27日

 

> 旧ソ連が崩壊した年に生まれたからというわけではないんですが、

> 私、旧ソ連が大好きなんです。共産国家は、絶対に実現しない幻

> みたいなもの。

> 非現実への憧れというか、もしも、ああだったら、と勝手に想像

> する面白さっていうか。この20年、私の中で共産主義は共産趣

> 味になったんだと思います。


旧ソ連&東欧の人が聞いたら、唖然とするだろうなwww

どれだけ多くの人が殺されたり辛酸を舐めさせられたりしたのか、知らないのかな?


 

 

名前:名無しさん投稿日:2015年02月27日

 

>ゲームの世界では、殺したり殺されたり生き返ったりします。もし、自衛隊が実戦を経験したら、作れなくなると思う。


要するに戦車は兵器だってこと言いたいんだろが

作中の戦車って海外のもあるから普通に現在も戦争使われてるだろ

というか、


>ゲームやアニメの感覚で戦争をとらえ、ファンたちが騒ぎ出すとどうなるかも心配です。


世界中で戦争紛争は起きているのに

現実を伝えないメルヘンな教育がおかしいのではとしか


 

 

名前:名無しさん投稿日:2015年02月27日

 

その調子で早く徴兵制度おながいしますw

 

 

名前:名無しさん投稿日:2015年02月27日

 

書いてて気がついたが、中韓の人や左翼にとっての日本がこんな感じだな

大戦時の日本についてフラットに話そうとすると、

「虐殺国家、悪の国家の大日本帝国を趣味で語ろうなんてけしからん!」ってなる

 

 

 



ちょっと何言ってるかわからないです
関連記事

コメント

非公開コメント

アクセスランキング
DLsite.com
スポンサードリンク
ランキング
アクセスランキング
ついったー
カレンダー
12 | 2025/01 | 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
最新トラックバック
RSSリンクの表示
QRコード
QR
メールアドレス
kuon☆mbf.nifty.com スパム防止のため☆を@に変えてください リンクリーです 相互リンク 相互RSS大募集です RSS URL  http://nekoyapurasu.blog.2nt.com/?xml&category=4
検索フォーム
リンク
DLsite.com
同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite.com
スポンサードリンク