「第15回シルバー川柳」入選発表
入選作品
■老いるとはふえる薬と減る記憶
■マイナンバー ナンマイダーと聴き違え
■徘徊もタスキかければパトロール
■年賀状出さずにいたら死亡説
■長生きをほめる世間に子は疲れ
■上向いて歩こう今では下見よう
■想い出が身辺整理の邪魔をする
■壁ドンでズボンの履き換えやっとでき
■老人会みんな名医に早変り
■三度目は聞こえたふりの半笑い
■人生に迷いはないが道迷う
■お互いにボケかトボケか気がつかず
■脳トレで信じたくない老いを知り
■ハイタッチ腕が上がらず老タッチ
■浪花節何のだしかと嫁が聞き
■もったいない気づけば我が家はゴミ屋敷
■アルバムに遺影用との付箋あり
■俺だって死ねば弔辞で褒められる
■老犬とこぼしたおかず奪い合い
■うす味を愛だと知った四十年
<応募総数>11,899作品
<応募者年齢>平均年齢:71.4歳 最年長:102歳(女性) 最年少:13歳(女児)
<応募者男女比>男性:53.2% 女性:46.6% 性別不明:0.2%
年代構成比において、65歳以上の応募が増加し(対前年5.7%)、65歳以下の応募が微減しています。男女比では、男性が53.2%、女性46.6%と、昨年に比べ女性の割合が微増しています。40歳未満の応募者は全体の2.2%と少ないものの、シニア世代の様子を的確に表現した句が多く寄せられています。