おじいちゃんが手作り「百式」完成、高さ2m! →孫関心示さず

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 人気アニメ「機動戦士Zガンダム」に登場する「百式」と呼ばれるモビルスーツの大型木製模型を、兵庫県加古川市神野町石守の岡田健一さん(67)が完成させた。脳梗塞を発症し、制作の一時中断を余儀なくされた岡田さん。「幸い後遺症もなく、楽しく作れた。今後もシリーズに挑戦したい」と意気込んでいる。
「百式」の大型木製模型と岡田健一さん=兵庫県加古川市(頼光和弘撮影)
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 旧国鉄、JR西日本で技術者として勤めた岡田さんは、2人の孫を喜ばせようと、Zガンダムのプラモデルを購入し組み立てたが、「せっかくなら大きなものを作ってみよう」と一念発起。昨年4月に大型のZガンダムの模型作りを始め、約8カ月かけて仕上げた。昨年2月、同市内の農協のロビーに展示したところ、駆けつけたガンダムファンから「百式を作ってほしい」との声が寄せられた。インターネットで調べた岡田さんも、百式のフォルムの美しさにほれ込み、今年4月に取りかかった。
 だがその直後、自宅で脳梗塞を発症し、緊急入院。手術は成功し、幸い後遺症も残らず入院から12日後に退院。「病院でも自分のことより、途中でほうりだした百式のことが気になった」という岡田さんは自宅に戻ると、すぐに工房の車庫に向かい、作業に取りかかったという。大型の模型作りは、市販のプラモデルを参考に、60個のパーツを加工材を使って15倍に拡大したもの作るところからスタート。大型の各パーツに塗料を何度も塗り重ね、最後にラッカーを吹き付け組み立てた。
 完成した模型は高さ約2メートル、重さ約40キロ。「念入りに塗装したことで、百式特有の金色の重厚な質感を出すことができたと」と岡田さん。残念ながら2人の孫はガンダムに関心を示していないというが、ガンダムのとりこになった岡田さんは「次はユニコーンガンダムを手がけたい」と、3作目に意欲を見せている。
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孫が関心示さず…こんなにかっこいいのに…
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